万葉寺井さんと一緒に東レシルックの着物を作りました。“大川さんの欲しい着物でいいよ”と言ってもらえたので、素直に欲しい着物を考えて、「蜀江」「雪輪」「花唐草」「南蛮縞」の4柄3配色が出来上がりました。
私のふわふわとした“欲しい着物のイメージ”を形にしてくれたのは万葉寺井株式会社のデザイナー大谷さん。写真、浮世絵、言葉、色…あの手この手で大谷さんに伝えたとりとめのないアイディアたちを、驚きの読解力でデザインに起こしてくれました。
「雪輪」もともと大好きな古典柄の「雪輪」。日本画の中の女の人みたいに、夏モチーフの帯を合わせてしっとり季節を味わえたらいいなぁ、なんて妄想膨らむ1枚です。
「蜀江」“人に会うため”の着物が圧倒的に少なかった私のワードローブ。仕事やちょっと人前に立つ時に綺麗に着られる飛び柄の小紋を、と思い作ったのが「蜀江」です。いわゆる飛び柄小紋よりも大きめの柄付けにしたので、シンプルだけど凛とした華のある着姿になるはずです。
「南蛮縞」エスニックな雰囲気をまとった「南蛮縞」。柄の中にはちょっととぼけた顔の唐獅子や瑞鳥が隠れています。そんな彼らを見るだけで、なんだか顔がにやけてしまう人は少なくないはず。そんな気持ちを一緒に楽しめたら嬉しいです。
「花唐草」礼装までいかないけれど華やかにしたい。そうした“礼装と普段着の間”がこれからどんどん増えるのかなって思っています。そんな時に活躍する、ドレスな雰囲気を持つ総柄小紋を目指したのが「花唐草」です。
全ラインナップはこちら(↓)のページで見られるのでぜひ見てみてください。
kifkif×東レシルック®