夏のアンティーク着物

夏のアンティーク着物

“涼しげ”が求められる夏の着物だけれど、限られた季節こそ楽しもうとした気概が伝わるアンティーク着物は、涼しげというよりパワフルなものに目が留まります。埋め尽くすような刺繍は決して涼しげではないけれど、ついつい手が伸びるのはそんな刺繍帯だったり、大胆に麻の葉柄を走らせた紅梅の着物だったりするのです。


夏のアンティーク着物

小物は高まるアンティークの熱量を落ち着かせるべく、グレーがかった青藤色の帯揚げに焦茶と納戸色二筋の帯締ですっきりと。単色の帯締も使いやすいけれど、2色で縞を作る帯締はシャープな印象に仕上がります。パスケースはアヤメ、バッグは明るいトーンのかごバッグで夏らしいアイテムもお供に。


11月の着物コーディネート

一見派手だけれど、派手すぎることのない麻の葉柄の着物。小豆色×墨黒のコントラストの強い色合わせを、くすんだ辛子色が程よく中和していて、アンティークらしい雰囲気を楽しみつつも着やすい一枚。たまには長めの袂を揺らしながらのお出かけもいいものです。



8月の着物コーディネート



【着物】 仕立て:単衣(薄物) 素材:綿(紅梅) 柄:麻の葉
【帯】  仕立て:刺繍九寸名古屋帯  素材:正絹(絽)
【帯揚げ】素材:絹(絽縮緬)
【帯締め】冠組 素材:絹
【長襦袢】素材:麻 
【半衿】素材:正絹(絽)



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