3月も終わりに近づくと、今日はあったかいなーと思える日もちらほら。特に予定も無い休日。日差しがたっぷり入る室内はエアコンも羽織も必要なさそう。そんな寒さから解放された晴れの日には、小紋に文庫結びで軽やかに。
着物は黒地にオレンジと白の大小不揃いな三角が並んだ小紋。濃い色目のランダムな幾何学模様は、汚れもシワも目立ちにくく、多少着付けがぐずっていてもそれなりに見えてしまう優秀な(?)1枚。
帯はアンティークの名古屋帯。着物の色が重いので、春らしく明るいトーンで。骨董市で手に入れたこの帯、私も然ることながら元の持ち主もかなり使い込んだらしく、今ではお太鼓の形を決めるのも難しいくらいに帯芯はクタクタ。なので普通の名古屋帯ならば結びジワが残ってしまうからと躊躇するところを、遠慮無く文庫結びに。
結び方は半幅帯の時と同じだけれど、名古屋帯だと程よいボリュームが出るので着物姿とのバランスも取りやすい。
Model M.K
Photo Koji Nagaiwa
着物
仕立て:袷
柄:小紋(黒地幾何学模様)
技法:染め
素材:正絹
帯
仕立て:名古屋帯
柄:花唐草模様
技法:染め・刺繍
素材:正絹
長襦袢
仕立て:無双袖・胴裏付き
素材:正絹
半衿
柄:幾何学模様
技法:ふくれ織り
素材:正絹