2017.09.02
まだまだ暑い、9月上旬
9月上旬は着物も夏物で良いくらいの暑い毎日。半衿も帯まわりもまだまだ夏物です。合わせた帯はくるくる金コマ刺繍が可愛い絽の名古屋帯。着物の色と対照的なポップなオレンジが馴染むように、帯揚げ、帯締めは着物の色味に近い象牙色と水色にしました。
【着物】 仕立て:単衣、柄:縞、素材:正絹(お召し)
【帯】 仕立て:九寸名古屋帯、柄:刺繍(金コマ刺繍)、素材:絹(絽)
【帯揚げ】素材:絹(絽)
【帯締め】素材:絹、細めの4分紐
陽射しが和らぐ、9月中旬
9月9日の重陽の節句を境に、夏物をしまう人が多いようです。半衿は楊柳や塩瀬、目の詰まった麻などに付け替えて。帯は芯を入れずに仕立てた単衣の帯が軽やかでこの時期にぴったりです。写真は単衣の縞柄の帯。こげ茶、抹茶、くすんだピンクなど、秋らしさは色から始めます。
【帯】 仕立て:八寸名古屋帯、柄:縞柄、素材:絹
【帯揚げ】素材:絹(楊柳)
【帯締め】素材:絹
秋風が吹き始める、9月下旬
朝晩に涼しい風が吹き始めたら、いよいよ芯を入れて仕立てた九寸帯も解禁。こっくりした色合わせも似合います。1つ上でご紹介した八寸名古屋帯同様、9月の単衣はもちろん、10月からの袷の着物にも合わせられる帯周りです。
【帯】 仕立て:九寸名古屋帯、柄:花唐草柄、素材:絹(紬地)
【帯揚げ】素材:絹(紋織り)
【帯締め】素材:絹